夏道を通っての真砂沢ロッジ
前回に書いたように3年越しの剱岳についに登ることが出来た私。
満足感につつまれつつ明日の仙人池のためにささっと真砂沢ロッジまで行くか!
なーんて思っていました。
剣山荘からの道を確認して向かうと…いきなり凄い藪に浮石ゴロゴロ…
大きい荷物が何度も引っ掛かりバランスをとられます。
何とか雪渓が見えるところまで下りたのですが道がない。
小屋の人が言うには雪渓のところはピンクのテープがあるから見ていけば大丈夫です。だそうですが、雪渓を歩く前にまず道が分からない。笑
後で真砂沢ロッジの方に聞いたら雪渓が沢山とけていくのでその度に夏道を作るらしいのですが道も崩れやすいので雪渓ある時の方が簡単ですよ~とのこと。
たしかに途中でザラザラと足元が崩れたり心もとないロープがあったり…
剱岳とはまた違った緊張感がありました(汗)
道が崩れていたのでよーく道を探しながら進みます。
するとついに雪渓の道が!この時9月末でしたが雪渓の上を歩いたのは計2回、短い距離だったので大分溶けていたんだと思います。
途中で一緒になった男性と3人で真砂沢ロッジに向かいます。
ザラザラの道が終わったかと思うと次は大きな一枚岩が!ロープを使って進んでいきます。
結局地図では2時間30分くらいの予定が4時間くらいくらいかかってしまいました。
この13分に騙されて意気揚々と歩いたら30分以上かかってしまいました。
雪渓の上を通ると2時間30分よりずっと早い時間で突っ切れるそうです。
スキーだと片道10分だとか。やってみたい!
長い時間歩いた後のコーラは格別でした。
剱岳と真砂沢への道、どちらも雰囲気が違ってよかったです!
紅葉の時期にここでキャンプできたらきれいだろうなぁ~
明日は仙人池へ向かいます。
3度目の正直!剱岳登頂
登山にはまって3年目、今年ついに念願の剱岳に登頂することが出来ました!
3年前、立山に行ったことがきっかけで登山にどっぷりはまった私。
剱岳ものぼっちゃおう!なんて軽い気持ちで計画したあの頃(無知ってこわい)
山の神様が「お前にはまだ早い!」と言っていたのでしょう。
台風上陸で計画は中止、その後一年間新しい登山靴を買ったり色んな山に登ったり、
気合いを入れなおして臨んだ次の年も大雨…
立山の雷鳥沢で暴風の中テント泊した後泣く泣く帰宅したのでした。
なので剱岳は自分にとって特別な山になっていたのです。
今年は天気も良し、気合いも十分、計画をバッチリ!
だったのですが、当日立山駅はどんより曇り空…
高原バスに乗って室堂につくも一面真っ白…
泣きそうになりましたが昼から晴れるという情報を信じて12時ごろから剱沢キャンプ場へ向かいました。
雷鳥沢からの急騰はただひたすら歩きます。曇っててよかったかも…なんて思いながら黙々歩いて2時ごろにキャンプ場に到着。
雨が降ってきたのでテントで待機、なんだか外がにぎやかになってきたので覗いてみると…念願の剱岳が!
明日はここに登るのかぁ~と気持ちも高まります。
お天気もよくテンションも上がります。大きな荷物は剣山荘の人にお願いして外に置かせてもらいました。
アタックザックを背負って気持ちも足取りも軽やか!
いよいよ岩場に突入です。
私はわりと岩場が好きなのでワクワクしながら登っていきます。
一服剱からは綺麗な雲海がみえました!
たくさん鎖場もありますが中にはドキドキするものも!
登りではカニのたてばいが緊張しました。
同行した友達とは調子に乗らない!3点確保!を合言葉に進みます。笑
だけど天気もいいし鎖や足場もしっかりしているので楽しく登ることが出来ました。
山頂からは周りの山もよく見えて最高でした!
3度目の正直~と感動していましたが隣のおじさんが「よし、100名山目!」と喜んでいてびっくり!周りのみんなでおめでとうございます~!と拍手でお祝いしました。
下りはカニの横ばいが一番怖い、と聞いていたので慎重に。
やっぱりここが一番怖かった。
思わず前を歩いていた人にどこに足おいたらいいか教えてー!って叫びました。笑
鎖も足場も置けばしっかりしているのですが…ドキドキでした!
こうして3度目の剱岳挑戦は最高の天気で成功することが出来ました!
危ないけれど刺激的で楽しい道でした。
この後は仙人池に映った剱岳をみるために真砂沢ロッジキャンプ場にむかいます。
まさかこの道が大変だとは…
次に続く。笑